老施協東北ブロック山形大会・研究会へ
2025.9.30 -[お知らせ]
第一分科会で当園の看取りについて発表した結果、「優秀賞」を受賞。次は令和7年12月5日に山口県で開催される全国大会へ出場が決まりました。
山形県山形市で発表する機会を与えて下さりました関係者に対し、先ずもって、感謝申し上げます。
初日は、養老猛司先生の講演を最前列で拝聴。「バカの壁を越えて」というタイトルで、戦前戦後の教育についての違いや現代教育の問題点を鋭い切り口で語り、また、世界各地で翻訳された「バカの壁」は、450万を超えるベストセラーとなっている点に、ご本人いわく「批判非難は一切ないので中身がないのだろう、どうして売れたかよく分からない本です」とバッサリ。ブラックジョークも文学者であり、解剖学者の持ち味が光っていました。
私が養老氏の本の中で印象としてあるのは、「死」の認識は、人間だけにあるものであり、例えば、サルの親は、子供が死んでもずっと抱きかかえ、7~8日目で、頭がとれて、抱きかかえることをやめる。我々には、情が深いように映るが、認識がないためである。果たして、悲しみもないのだろうか?
講演後の懇親会では、ジャズバンド・トリオの生演奏を聴きながら、山形の名酒がずらりと並ぶコーナーに列をなし、芋煮にはじまり、山形牛のステーキ、そばで閉めるコース料理を堪能。山形県は見てよし、食べてし、温泉に浸かってよしの三拍子そろってました。




発表5施設のうち4番目の発表でした。緊張に満ちています。
発表の順番が来るまでは、他施設の看取りの取り組みについての発表を聞き、自施設の参考にさせていただきました。
そしてついに私たちの番が…!司会者の合図で始まりました。変わらず会場内は緊迫した空気です。
便秘は、QOLに影響することは、すでに、2023年のガイドラインで示されています。今回は、高齢になれば、爆発的に上昇する便秘がQODに影響することを初めて示しました。その根拠と、エコーで見える化することで多職種連携、生産性向上を示しました。食べたら出すこの尊厳の意義は深いことを理解していただきました。ありがとうございます。また、全国に向けて、頑張ってきます。
記事執筆者:高橋進一(看護師長)・八戸祐人(生活相談員)
𠮷川真菜 (介護主任補佐)・西塚育美(看護職員)


